健やかな土 と 健やかな場 ~ Wet&Dry

健やかな畑の土って、しっとりしているのに、べとべと手に引っ付かないという、不思議な性質を持っています。

 

べちょべちょ(=Wet)過ぎると,、野菜の根は呼吸できず腐ってしまうけど、ぱさぱさ(=Dry)過ぎると、枯れてしまう。

 

その矛盾を併せ持つ「Wet & Dry」な土が、健やかな土です。

 

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これは、健やかな場でも全く同じなんです!

 

●Dry = 分断すること

時間やルールを守る・お金や公私のけじめをつけるなど

 

●Wet = つなげること

ジャッジしない・多様な意見を大切にするなど

 

その両者が大切です。

 

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Wet過ぎると、先日書いたオキシトシンの負の側面と同じで、強すぎる母性(あなたのためを思って)や、親密過ぎる共同体(みんないっしょだね)的な「息苦しさ」を感じるようになります。

 

逆にDry過ぎると、競争やマウンティングが激しくなり、父性的なものが極端になった、効率やおカネ優先の殺伐とした場になります。

(どっちも大変だ・・・)

 

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そのバランスを取るのが、ファシリテーターの役目であり、その意味で母性と父性、女性性と男性性を併せ持つことが、ファシリテーターの鍵となります。

 

ちなみに畑ではそんな土を創り出してくれるのは、ミミズのおかげで、その糞により粒々した土(団粒化といいます)は生まれます。

 

そんな畑のファシリテーターであるミミズが「雌雄同体」というのは、非常に興味深いところですね。

 

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