のみ友通信 第94号「はじめての親鸞」

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★ のみ友通信 第94号 ★

 

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2021/1/4

 

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~ 人が本当に何かを望むとき

  全宇宙が協力して

  夢の実現を助けてくれるのだ ~

 

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あけましておめでとうございます!

 

冒頭の言葉は以前ご紹介した

「アルケミスト」の一節です。

 

2021年のスタートにふさわしいな!

と思って選んでみました。

 

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先が見通せない今

 

これから出会う未来は

現在の延長線上にはない。

 

だったらもう

 

未来を想像し

創造しちゃおう!って。

 

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僕は人生の転機で何度も

そんな経験をして来ました。

 

・銀行を辞め淡路島に移住した時

 

・ホリスティックな治療を目指し

 伊豆に移住を決意した時

 

・独立を決意し

 何をするかも決めず

 仕事をやめちゃった時

 

「何かに後押しされている!」

 

としか思えない偶然の連続で

ここまで運ばれた実感があります。

 

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でも、そんな体験を重ねてもなお

最近は「何が本当にしたいのか?」

わからなくなることがあります。

 

年を重ね、かえって経験が

邪魔しちゃうのかもしれません。

 

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みなさんはどうですか?

 

そんな時、先人達はどうしてきたのでしょう?

 

今日はそんなおはなし。

 

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● 目次

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・ のみ’s Bar「はじめての親鸞」

 

・ 東洋医学オンライン1月スタート!

 

・  のみやま出没情報

 

・  編集後記

 

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● のみ’s Bar

 

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僕が影響を受けた本の紹介コーナー。

 

今回は、五木寛之さんが

親鸞について語った

「はじめての親鸞」です。

  

・・・

 

親鸞は浄土真宗の宗祖ですが

(恥ずかしながら僕は最近知りました)

 

五木さんの本では

親鸞の教えというより

「人間親鸞」が語られています。

 

・・・

 

これは五木さんの本ではなく

歎異抄の中の一節ですが

大好きなエピソードをご紹介します。

 

弟子の唯円が意を決して

親鸞に告白をする場面です。

(わかりやすく大胆に意訳してます)

 

・・・

 

唯円「私はずっと念仏を唱えてきたのですが、それほどありがたい気持ちにはなれないんです。どうしたらいいでしょう?」

 

親鸞「おお~お前もそうだったのか!わたしも同じなんだよ」(← ええ~っ!)

 

この時親鸞は既に80代。

 

そこまで来て弟子に、こんなにも

正直に言えることこそが、親鸞のすごみかもしれません。

 

そして唯円が「この人になら全てを包み隠さずはなそう」と思えるお人柄であるのも凄いことだと思いました。

 

なお、この続きに「こんなダメ人間の我らだからこそ、大丈夫なんだよ」

 

むしろ「仏の教えからも逃げだすような我らだからこそ、救って下さるのだよ」という親鸞の教えが展開します。

 

・・・

 

五木さんはこう語ります。

 

「親鸞はその時々を生きた人間だ。時と場所と状況によって、その言葉も揺れ動く。一貫して流れるものはある。しかしそれはそれとして、絶えずダイナミックに変化する親鸞を思い描かなければならない。」

 

100分De名著で解説をされた釈徹宗さんはこう評しています。

 

「徹底的に影をみつめ、ごまかさなかった人」

 

・・・

 

揺らぎながら、生きていくこと。

 

遠く、ともすれば煙たいだけの存在だった仏教をもっと知りたいと思えた本でした。

 

 

アマゾンリンク

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● 編集後記

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今回のメルマガ

書くのにとても苦労したんです。

 

年末年始に本を読みすぎて

書きたいことが山ほどあり過ぎて

何度も書き直しました。

 

・・・

 

冒頭の問いに対する答えも

 

今回の親鸞を紹介する流れなら

「ゆらぎながら進もうよ!」と

いうメッセージになるのですが

 

当初紹介しようとしていた

河合隼雄さんと中沢新一さんの対談

「仏教が好き!」の世界感なら

 

とにかく「ちょこっとやって

あとはトライアル&エラー」だと思います。

 

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まだまだ語りたいことがあるのですが

編集後記もグダグダなので(笑)

 

ラジオで思う存分話します。

  

こちら

https://youtu.be/K06wsEYVYNM

 

これまでのバックナンバー

 

・以前のものは こちら

 

・最近のものは こちら

 

 

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Unplug-lab Japan 野見山 文宏&雅江

 

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