大好きな心理学者の河合隼雄さん。
何度もメルマガで紹介していますが、その著書である「こころの最終講義」に、学校に行けない子供の話が出てきます。僕はとっても共感するので、ご紹介しますね。
こんなおはなしです。
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~ 学校に行けなくなった子供に、親が「どうして行けないの?」と尋ねます。(まぁ、普通はそう関わりますよね)
でも子供自身も、どうして行けないのか?正直理由がよくわからないんです。本人も学校に行けるものなら行きたい。でもなんだか動けないものがある。
だから「ぐぅ~」となってるわけです。(僕そういう子供だったので、すごく気持ちがわかります)
でも親が「何とか力になろう」と理由を尋ねてくれるのもわかる。だから子供としても気を遣って「なんか理由を言わなくちゃ」と「犬が怖いから行けない・・・」とかなんとか、口にしちゃうわけです。
すると親は「そうか、原因がわかった!」とホッとして、犬をどけようとなる。でもそうなると子供も困っちゃって、次の理由を考え出し「先生が怖いから・・・」となって ~ そんなお話です。
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いかがですか?これ子供の気持ちも親の気持ちも、すごくわかります。
僕たちは「○○の原因は△△だ!」「犯人は○○だ!」「会社の売上が落ちたのは○○のせいだ」という、単純な図式をみせられると、なんかホッとしちゃいます。
「そうだよね」と納得したいんです。
でも実際は、物事の原因は一つではなく様々な絡み合いで起こります。わかりやすく挙げられた原因を取り除いても、本当の問題が解決しない。「ぐぅ~」って絡まったままです。
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ここまでお話ししてきて「あれ、これどこかで聞いたような」と思いませんでしたか?
そう、慢性腰痛で起こっていることも、全く同じです。「腰が痛いのはなぜ?」という問いに対し「椎間板が原因です」というわかりやすい答えをもらうと、なんか安心し、スッキリします。
でも世界中の研究でわかってきたのは、慢性腰痛は骨や椎間板や筋肉という、どこか一つの故障ではないということ。
複雑な絡まりなんです。(ユングのいうコンプレックスに近いものがあると思っています。)
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ではどうすればいいのでしょう?
今日はそんなおはなし。
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● 目次
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・complex(複合体)
・complex system(複雑系)
・自分をかやの外に置かない
・腰痛改善ヨガ指導者養成講座
・募集中のその他の講座
・編集後記 3/31 のみラジ♪
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● complex(複合体)
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日本でコンプレックスというと、劣等感や引け目のようなニュアンスですが
ユング心理学の「complex」は、抑圧された無意識の感情や思いが「複雑に絡み合いひと塊となったもの」を意味します。
その、無意識の中の塊(complex)が、外の世界に表現される時、現実の行動や体調、心のありように影響を与えるわけです。例えば、お腹が痛くなる、朝起きれない、学校に行けないとか。
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だから「なんで学校に行けないの?」と聞かれても、自分でも「何でか?」わかるわけがない。無意識の中でグルグル絡んでいるのですから、説明したくても言葉で表現しようがない。
それが「ぐぅ~」なんです。
じゃぁ、どうすればいいんでしょう?
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● complex system(複雑系)
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この言葉も、何度もメルマガで採りあげています。
多くの要素が複雑に絡み合い、相互作用して成り立っているシステムのことです。
難しそうに聞こえますが、ようは「絡み合い」です。「ぐぅ~」となってる子供も、慢性腰痛も「絡み合い」でしたよね。
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そんな「絡み合い」に「どう向き合うの?」というのが複雑系科学です。
いかがですか?光が見えてきませんか!
「ぐぅ~」も「慢性腰痛」も、複雑系科学の視点がすご~く役に立つんです。
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● 自分をかやの外に置かない
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具体的には、複雑系研究者である安富歩さんが、いくつかの手法を紹介してくれています。
ただ、ここですべてを説明するのは無理なので、一番大切な「共生的価値創造」という手法を紹介します。
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言葉にすると、小難しく感じるのですが「対話を通じ自分も含めたつながりの中で共創していく」という手法です。
どうもわかりづらいですね(笑)
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その対極が、自分をかやの外において、機械操作のように子供や腰痛を矯正しようとすることです。
子供の話でいうと「子供に問題があり、それを私が解決してあげる」というあり方ではなく、子供のことをきっかけに、親自身も何かに気づき、一緒に成長していくようなことです。
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腰痛でいえば「腰に問題があるのを、お医者さんや薬で治そう」とするのではなく、腰痛をきっかけに、身体の使い方や、身体との向き合い方、生活や仕事、もっというと生き方も含め、自分自身が変わるきっかけにするということ。
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ここまでの説明だけだと十分伝わらないかもしれませんが「非線形性を持つ要素同士を相互作用させると高次レベルで秩序がうまれる」という複雑系科学の考察を、日常用語に落とし込んだものが、上記の説明です。
4月からスタートする「腰痛改善ヨガ」は、そんな視点を含めたプログラムです。ご興味がある方はぜひ!
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●腰痛改善ヨガ指導者養成講座
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慢性腰痛の改善には、世界中の研究で従来の病院の治療より、運動療法が強く推奨されています。
なかでもヨガは劇的な効果があることが示されています。(すごくないですか?)
じゃぁ、どんなヨガがいいのか?そもそもなぜ効果があるのか?この講座では、そんなことを身体で体験しながら腑に落としていきます。
信頼できる科学的なエビデンスと共に、身体との関係性の質に働きかける、新しいスタイルの講座です。
・4月22日~ 全8回
・水曜 20時~22時
・オンライン開催
・+無料練習会2回
https://www.kaibougaku.com/menu/koshiyoga/
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● 現在募集中のその他の講座
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▼izu-yoga 4月分受付中
伊豆の自宅で行うヨガクラス
https://www.kaibougaku.com/izu-yoga/
▼GW特別企画 izu-yogaリトリート
毎回人気のヨガ+自然体験プログラム
https://www.kaibougaku.com/2026retreat/
5/4のみ、あと1名空きがあります。
▼ セラピスト・ヨガの解剖学(一番人気!)
1万人が受講した体感型解剖学のベストセラー
https://www.kaibougaku.com/menu/yogaanatomy/
▼ 東洋医学入門オンライン講座
全く初めての方でも体感しながら腑に落ちる
https://www.kaibougaku.com/menu/touyouigaku/
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● 編集後記
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僕は子供がいないので、子育てしたことないし、まわりにも子供と触れ合う機会がないので、正直子供の気持ちはよくわかりません。関わる時は、ちょっとおっかなびっくりです。
だから今回の「学校に行けない子供」のはなしも、偉そうなことを書くべきじゃないかな?と悩みました。
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でも僕自身、子供の時はいつも「ぐぅ~」と困っていた子供でした。だから、自分でも説明できないもどかしさがすごくよくわかるんです。
その意味で、この話はみんなに向かって書いているけど、僕の問題でもある。僕の成長のためでもあると思っています。
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そんな話をもう少し明日3/31(火)20時~45分 「のみラジ♪」でお話しします。
無料で聴けるZoom配信のラジオです。
▼URLや、詳細はこちら お便りもおまちしています!
https://www.kaibougaku.com/nomiraji20260331/
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▼のみやま出没情報一覧
https://www.kaibougaku.com/schedule/
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■本メールに関するお問い合わせ先
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Unplug-lab Japan 野見山 文宏&雅江
公式HP
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